さいこうの夜 神速一魂篇
ぼくは神速一魂に聞き込みを行うことにした。
というより、2人の様子を側で見ている方がいいだろうと思った。
正義感の強い朱雀さんのことだ。
きっとものすごい勢いで、賢君を探しに行こうとするだろう。
冷静な玄武さんも一緒なので無茶はしないと思うが、それでも少し心配だ。
談話室を見回したが、2人の姿はどこにも見えない。
もうどこかに行ってしまったのだろうか?
行動力に感服していると、玄関の方から馴染みのある声が聞こえた。
「ウォオオ!! 待ってろよ、けんさんよぉ! オレが今すぐ、見つけてやるからな! バーニン!!」
「待て、朱雀。流石にその格好はマズいだろ。こういう時こそ神色自若、落ち着くことが大切だ。
それに、外に出るなら番長さんに挨拶くらいは……ん? 噂をすれば」
ぼくの心配顔を見て、玄武さんがフッと笑う。
朱雀さんは上着も着ず、普段通りの姿で外へ行こうとしていた。
見に来てよかった……。
そう思いながら、ぼくは彼の腕を引っ張って、中に入るよう促す。
「でも、プロデューサーさんよぉっ! 早くけんさんを探しに行かねぇと!」
だからって、外から探しに行かなくてもいいじゃないか。
ぼくが説得していると、玄武さんも見かねて口を出した。
「番長さんの言う通りだぜ、相棒。賢アニさんだって、こんな吹雪の中、外には出ていないんじゃないか?」
「で、でもよぉ! もしも本当に外にいたとしたらどうするんだ? 見つけた時には、カッチコチになってるかもしれねぇぞ?」
不安そうに力説する朱雀さんの言葉に、思わずぼくたちは閉口してしまった。
ぼくは……
A 室内を探す
B 外を軽く見に行く
というより、2人の様子を側で見ている方がいいだろうと思った。
正義感の強い朱雀さんのことだ。
きっとものすごい勢いで、賢君を探しに行こうとするだろう。
冷静な玄武さんも一緒なので無茶はしないと思うが、それでも少し心配だ。
談話室を見回したが、2人の姿はどこにも見えない。
もうどこかに行ってしまったのだろうか?
行動力に感服していると、玄関の方から馴染みのある声が聞こえた。
「ウォオオ!! 待ってろよ、けんさんよぉ! オレが今すぐ、見つけてやるからな! バーニン!!」
「待て、朱雀。流石にその格好はマズいだろ。こういう時こそ神色自若、落ち着くことが大切だ。
それに、外に出るなら番長さんに挨拶くらいは……ん? 噂をすれば」
ぼくの心配顔を見て、玄武さんがフッと笑う。
朱雀さんは上着も着ず、普段通りの姿で外へ行こうとしていた。
見に来てよかった……。
そう思いながら、ぼくは彼の腕を引っ張って、中に入るよう促す。
「でも、プロデューサーさんよぉっ! 早くけんさんを探しに行かねぇと!」
だからって、外から探しに行かなくてもいいじゃないか。
ぼくが説得していると、玄武さんも見かねて口を出した。
「番長さんの言う通りだぜ、相棒。賢アニさんだって、こんな吹雪の中、外には出ていないんじゃないか?」
「で、でもよぉ! もしも本当に外にいたとしたらどうするんだ? 見つけた時には、カッチコチになってるかもしれねぇぞ?」
不安そうに力説する朱雀さんの言葉に、思わずぼくたちは閉口してしまった。
ぼくは……
A 室内を探す
B 外を軽く見に行く